2ヶ月ほど前に、AppleIDが盗難に遭ってかなーりめんどくさい思いをして以来、ずーっと待ち望んでいたAppleIDの2段階認証（2ステップ確認）。
これが先日から、日本でも利用可能になりました。
私の場合、以前はパスワードを何者かに変更され、さらに誕生日などのパスワードリセット情報も変更されてしまいましたが、2ステップ確認の設定が出来ていれば、同じ事はまず起こらなかったと考えられます。
そんな経験もあり、今さっき2段階認証の設定を済ませたので、その設定方法などをまとめてみたいと思います。
2段階認証とは
そもそも2段階認証とは何かというのを簡単に説明すると、イマドキのウェブサービスは「ID（メアド）」と「パスワード」さえわかってしまえば誰でも簡単にログインができてしまう。
それって結構危険だよね？
だから、もう1つなにか「パスワード以外のなにか」を利用して2段階で本人確認を行えば、パスワードが盗まれても被害に遭う可能性が減るよね、ってイメージのもの。
例えばAppleの2段階認証では、今まで使ったことのない端末でAppleIDを利用しようとするとき、また、AppleIDに関係する情報などを変更しようとするときには「2段階での確認」を行わないといけないようになっています。
めんどくさいのはほとんど最初だけ（10分未満くらい）なので、是非とも設定を済ませておくことをオススメいたします。
AppleIDの2段階認証(2ステップ確認)の設定方法
2ステップ確認の設定は、My Apple IDのページの「AppleIDを管理」から行います
パスワードを入力してログインした後 「パスワードとセキュリティ」の2ステップ確認の利用を開始する、を選択
ここから、本当に設定して大丈夫か？という警告が続きます。
覚えておきたいのは、パスワード、復旧キー、信頼できるデバイスのうちの2つが揃わないと、今後AppleIDの情報変更などは一切行えなくなるということ。
Apple側でもパスワードのリセットは行えないので、とにかく「復旧キー」だけは必ず紛失しないようにしておかないと、自分で自分のアカウントが取り戻せなくなる可能性もあるという点には要注意です。
警告を経た後は、信頼できるデバイスの登録。ここで設定した端末に2ステップ確認用の「認証キー」が届くようになります。
オフラインと表示された場合は端末の電源ボタンを押して、スリープを解除する
確認ボタンを押した直後に、iPhoneに4桁の数字が届くので、それを入力
続いてSMSも登録しておく。
ここは省略できるけど、iPhoneを無くした時なども考えると、登録は実質必須に近い。電話番号の欄には、090 などの最初の0を省いた10桁の電話番号を入力する
その後、もう1つの大事な項目「復旧キー」が表示されるので、それを保存して、次の画面で先程の復旧キーを入力
最後にもう一度2ステップ確認についての注意点。Appleがパスワードのリセットを行えなくなること、復旧キーは自己責任にて保管の必要が生じることを改めて確認
2ステップ確認の設定後にMy Apple IDにログインしようとすると、こんな感じで確認コードが必要になります。
基本的にいつもの端末でアプリをダウンロードするときは「いつものまま」なので、一度設定を済ませてしまえばそれほど面倒でもありません。
IDが乗っ取られてとてつもなく面倒な思いをする予防策として、是非とも設定しておくことをオススメします。
とてつもなくメンドクサイことにならないためには、あらかじめメンドクサイことを行っておく。
こういうのは結構大事だと思っています。
参考
Apple IDが乗っ取られてから復旧するまでの経緯まとめ | ごりゅご.com
Apple – My Apple ID（2ステップ認証設定ページ）
